2009年 05月 09日
田植え
GW最後の思い出。田植えのお手伝い(お邪魔?)をしてきました。
いつも美味しいお米を送ってくれるおじさんの家へ・・・。
新潟では、GW中まさに田植えシーズン。社会の授業で米作りを教わり、興味津々の息子。
忙しい時期での無理なお願いにも関わらず、快く体験授業をしてくれました!
おじさんは兼業農家。オフシーズンは大工さん。このあたりでは一般的らしく、
「車代払う為に米作ってる様なもんだよ・・笑」と明るく話してくれます。
車・・・?農作業用のトラクター 1台250万。 稲の刈り取り用車 1台650万。
凄い金額です。それなのに、これらの車を動かすときは年に何回かしかないそうです。
「リースがあれば、1日に何十万でも借りるけどね〜。
でも、みんな作業の時期は一緒だからさそういう訳にもいかねえな。」
ベジフルの世界でも「儲かる農業」を考える時代とよく話がでます。
ただ、この新潟の田んぼに立っていると、そんな話が遠い遠い世界に思えてしまう・・・。
ハウスの中で、苗から育てます。
苗の間隔は、各農家によって全然違うらしい。密に植えて量をかせぐ場合も。その分、土地にも栄養(肥料)を増やす事になります。
おじさんは、間隔を空けて、稲1本1本強くする。量は減るけどロスをださない。
苗を少し分けてもらい、息子は学校で育てる事に。
私は、職業としての農の現実を知り、ただ漠然と未来への繋に不安と希望が入り交じった気持ちでいっぱいになりました。
毎日4時には田んぼを見回るおじさんの作ったお米。
とにかく、大事に美味しく食べる事。息子も何かを感じた様です。
おじさん、ありがとう。次は黄金色の季節に会えます様に・・・。